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手汗がひどくなると、「彼氏と手を繋ぐのに恥ずかしい・・・」「友達と遊んでいるときに気持ち悪いと言われた・・・」なんて他人を気遣う余裕なんかなくなります。

「なんかいつも手が濡れててウザい」
「運転しててもハンドルが滑って危ない。ウザい」
「スマホのタッチが全然効かない。画面も濡れるし、ウザい」

と、もう本当に自分でも手汗が鬱陶しくて仕方なくなるものです。

同じく手汗に悩んでいても「恥ずかしい」と思う人から「うざっ・・・」となる人までいるのはなぜなのでしょうか。
そして、症状によって対応策は異なるのでしょうか。
まとめました。

手汗には症状のレベルがある

なぜ同じ手汗についての悩みなのに感じ方が異なるのかというと、その症状にはレベルがあるからです。

意外と知られていない事実ですが、手汗というのは誰でも平等にかくものです。
「うわっ、手汗きもっ!」なんてデリカシーのないようなことを言う人でさえ、本人が意識しないレベルでの手汗が分泌されています。
むしろ手汗が分泌されなければ手は常に乾燥した状態となってしまい、ハンドクリームが欠かせなくなりますし、ハンドクリーム自体も皮膚に浸透しないためずっと手のひらに乗っているだけのような状態になってしまいます。

そうなっていない人であれば、確実に手汗は分泌されているということ。
問題はその量が多いか少ないか、または分泌されるタイミングがいつなのかというところにあります。

ひどい手汗と言える手汗レベルは?

手汗量は手のひらにあるエクリン腺という汗腺の数によって左右されます。
エクリン腺は全身に分布しているものですが、額や手のひらに特に多く存在している汗腺です。

一般的には体温があがった時や緊張した時には手のひらにじんわりと汗をかく程度で済むものですが、量が少ない人の場合は湿っているのも気づかない程度の手汗ですし、量が多い人は手のひらから汗がポタポタと滴る程・・・と、大きな差があるんです。

子供の頃に体育祭でフォークダンスが種目にあり、好きな子の手に触れることを想像したら手のひらが湿ってきた・・・ぐらいの人ならば「手汗をかいてはずかしい」と感じるかもしれませんが、テストの最中に緊張して手のひらから汗が垂れてしまい、答案用紙がびしょびしょになってしまった人ならば「うざっ・・・」となっても仕方ありません。
こういう状態になってしまう人は手汗レベルがひどい状態だと言えますね。

また、温熱性発汗という体温が上がることで分泌される汗もありますが、同じだけ体温があがっても少しも汗をかかない人もいれば大量に汗が噴き出す人もいます。
特に肥満体質というわけでなくとも大量に汗をかいてしまうことがあるわけです。

おかげでもし、寒い冬の日でも汗だくになった経験があれば、鬱陶しく感じてしまうものです。

同じように辛い物を食べた時に味覚神経が刺激されれば普通は汗をかくものですが、手のひらからしたたるほどの汗をかいてしまうのは手汗レベルがひどい状態と言えます。

分泌されるタイミングによる違い

手汗の量に違いがあったとしても、それが体温上昇時や緊張した時にかく汗なのであれば普通のことです。
汗は体温調節の機能を持っているので、体温が上がった時には汗をかいて体を冷やしてくれるわけですね。
また、緊張状態やストレスを感じた時に手に汗をかくのも「精神性発汗」と呼び、大昔から人間だけに備わった機能です。

これらは基本的に交感神経という自律神経が関係しているもので、手汗をかくような状態ということは体が興奮状態になっているとも考えられます。
興奮状態になっているから汗をかくというのはなんとなく納得できますよね。

ストレスというのは偏った食事や睡眠不足といった生活リズムの乱れも含みます。
そのため日常生活からの手汗予防対策としては生活習慣を整えるということが必要になってくるのです。

興奮状態で手汗が出るのは仕方ないとして、問題なのはリラックスしている状態でも汗をかいてしまっている場合。
リラックスしている時には自律神経は副交感神経が優位にたっているため、基本的には汗をかかないはずです。
興奮状態でもないのに汗をかくのは、納得いきません。

症状ごとの対策案

このように、同じ手汗の悩みといってもその量やタイミングなどは人によって全然違います。

体温が上がることによって多くの汗をかいてしまう場合には、運動不足が考えられます。
普段から運動をしていない人は汗腺の働きが弱まっている可能性があるので、発汗異常が起きやすい状態にあります。
運動をすることで汗をかくことに慣れていれば、正しく発汗できる状態に近づけるためです。

緊張することで多くの汗をかいてしまう場合には、深呼吸をしたり緊張しないイメージをすることで回避できる場合があります。

ただしこういった改善策は発汗量が極端に少ない人、つまりそこまで悩んでいない人にこそ効果的な方法です。
発汗量がある程度多い場合や、特に緊張等していなくても発汗がある場合には手のひらの汗腺そのものの働きを弱める対策が必要になります。

病院に頼る治療方法から自宅で自分でできる対策方法までいろいろあるので、自分にあった治療法を選択するようにしましょう。

内服薬の利用

手汗の悩みを皮膚科または発汗の専門外来に相談すると、場合によっては神経遮断薬としての働きが期待できる抗コリン薬を処方して貰えることがあります。

汗は自律神経から発汗を促す神経伝達物質であるアセチルコリンが末梢神経に伝わることで分泌されるため、アセチルコリンを抑制する作用のある抗コリン薬を服用することで手汗が止められるのです。
ただし、日本においては購入の際に医師の処方箋が必要で、かならず病院での診察を受けたうえで抗コリン薬の服用を医師に認めてもらわなければならないのでややハードルが高い方法です。

海外から個人輸入で購入することも可能ですが、医療保険が適用されませんのでかなり高額になります。

また、副作用として喉の渇きなどが報告されています。

交感神経の遮断

発汗レベルが高すぎる場合には治療薬では対応できないこともあります。
その場合の対策法としては手のひらに発汗させる交感神経を遮断する外科手術(ETS手術)を行うというものがあります。
この方法なら確実に手汗を止めることが可能です。

ただし、せっかく高い費用を払って手術をしても、手汗を完全に止めてしまうと手のひらが常に乾燥した状態になってしまい、逆に面倒臭い事態になりかねない点には注意。
また、代償性発汗という後遺症がほぼ100%発症すると言われているため、術前のカウンセリングをしっかりと行う必要があります。

交感神経の遮断手術をしてくれる美容形成外科においてはボトックス注射やイオントフォレーシスといった他の通院治療によるケア方法についても取り扱っていることがほとんどなので、あくまで手術は最後の手段と思うようにして、いろいろと自分に合いそうなものを探していくようにしたいところです。

また、手汗の原因が甲状腺の異常からなる甲状腺亢進症(甲状腺機能亢進症)や糖尿病など病気によるものであったり、女性であればホルモンバランスが乱れることで更年期障害や自律神経失調症が手汗の原因となっていることも考えられるため、あまりに手汗がひどい場合には手術をしないまでも医師の診察は必要であると言えます。

制汗剤の利用

手汗がひどくても、ある程度までなら自宅での対処法でどうにかなるものです。
ツボ押しやミョウバン液(ミョウバン水)の利用などさまざまな方法がありますが、一番手軽かつ確実なのは医薬部外品指定の手汗用制汗剤を使用することです。

手汗用の制汗剤を利用することで、手のひらの汗腺そのものを狭めることができ、手汗量を物理的に抑えることが可能になります。
制汗剤にはクリーム状のものからパウダータイプのものまでいろいろあるので、自身の用途によって選ぶことが可能です。
また、内容物に塩化アルミニウムを含むものの効果が高いとされていますが、副作用の報告もあるので気になる方は塩化アルミニウムの含まれない手汗クリームなどがおすすめです。

こうしたアイテムは脇下用の制汗剤とは異なり、人気商品だったとしてもドラッグストアなどで見かけることはありません。
ですが、通販によって個人でも普通に購入することが可能なので、手軽に試せる手汗改善方法だと言えます。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。