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スポーツをやっている人にとって、手汗は切っても切れない関係にあります。

野球選手にゴルファー、バスケットボールプレイヤー、プロボウラー・・・球技をやっていれば手のひらとボール、またはバットやクラブなどが適度な密着感をもっていなければ、繊細な感覚でプレイができません。
球技以外にも器械体操、重量挙げといったものから、レーサーなんかも同様です。

本来手汗は滑り止めの役割を持って分泌されてきたものです。
太古には獲物を捕らえるために槍をグッと握って投げられる、高いところにのぼることができる、または天敵から逃れるために足の裏に汗をかいたのも同じ理屈です。

それが現代において過度な手汗として現れてしまうことで、ボールが滑る、バットが滑るといったことを引き起こしてしまい、しばしばスポーツ選手を苦しめています。

なぜ、こういった大事なシーンにおいて過剰な手汗が分泌されてしまうのでしょうか。
これがなければもっと望むような成果を出せたかもしれません。

スポーツにおいて成果がでないだけであれば直接命に関わることはありませんが、車を運転している時にハンドルが滑ってしまうと事故に遭う危険性が一気に高まります。(さすがにプロのレーサーはグローブをして防いでいると思いますが)

もしあなたが手汗に悩まされているのであれば、まずは手汗が分泌される原因を知りましょう。
そのうえで対策を練ることで、ひどい手汗は改善していくことができます。

スポーツなど大切な場面で手汗をかいてしまう理由

手のひらにかく汗は暑いときにかく「温熱性発汗」ではなく、緊張した時にかく「精神性発汗」という汗であることがほとんどです。
なぜ緊張したときに汗をかいてしまうのかというと、前述した通り太古の人類が狩りをする時などに便利だったからというのが有力説で、現代においては不必要な機能が遺伝してしまっている状態にあると言えます。

発汗する仕組みとしては緊張した時に優位に立つ交感神経という自律神経が手のひらに発汗させる神経伝達物質を分泌させ、その結果として発汗するというもの。

交感神経は緊張だけでなく、興奮した時などにも優位に立つもので、私たちの意思によって左右されません。
そのため、緊張しやすい人や気分が高揚しやすい人であれば、ちょっとした刺激で手汗が出てきてしまうものなんです。

ましてや大切なスポーツの試合であれば、自身のミスによって試合結果が変わることもあると思うと緊張するのが普通ですよね。
逆に言えば、ここで緊張しない程度にしかその試合に対する意気込みがない人なら手汗に悩まされる心配もないということ。
つまり、それだけ熱心にそのスポーツに取り組んでいる証拠とも言えるわけです。

スポーツ選手が大切な場面でかいてしまう手汗の対策

精神的な理由による発汗がほとんどですから、本来は「気にしない」ということで解決できるものです。
つまり、「別に大切な試合じゃない」と思い込むとか、「自分のミスぐらいでは負けない」と信じるなどですね。

手汗は焦れば焦るほどひどくなるものなので、たとえばマウンドに立った時点で一度目を瞑って深呼吸し、アルプスの平原を思い浮かべてみる・・・といったような精神統一が出来れば自然と収まってくれることもあります。

ただし、これは理論上の話であって、そんなに簡単に手汗が収まれば誰も困っていません。

そこで、野球選手や体操選手はロジンバッグを使っていることが多いですね。
ロジンバッグには松脂(まつやに)と炭酸マグネシウムが配合されており、松脂が滑り止め効果を、炭酸マグネシウムが汗を吸水する効果を発揮してくれるものです。

問題点としては粉が舞ってしまうことが考えられるので、スポーツシーン以外では使えないことが挙げられます。
そこで普段使いとしては手汗用の制汗剤を使うことがオススメされています。

あまりにひどい場合には皮膚科を受診することで改善

手汗の症状は人それぞれで重さが違うものです。
実際、野球選手においては適度に手汗をかく人の方がピッチングコントロールをつけやすいため良い選手に育つという意見もあります。
ただし悩んでいる人の場合、ビショビショに汗をかいて投げる時にボールが手からすっぽ抜けてしまうことがあり、コントロールどころではなくなってしまいます。

もし、手汗レベルがあまりにひどく、手から汗がしたたり落ちるほどに出てくる場合にはロジンバッグを使っても制汗剤を使っても全く効果を得られないこともあるでしょう。

そういった症状に悩まされている人はまず皮膚科を受診することをオススメします。
生活習慣の改善を勧められるだけ、制汗剤を処方されるだけということもありますが、手汗を止めるための内服薬を処方してくれる場合もあります。
また、場合によっては手汗を止めるための手術を勧められることも考えられます。

ただし、手術による方法は手のひらを必要以上に乾燥させてしまう後遺症に悩まされる人もいるので、事前のカウンセリングを重視することを忘れないようにしましょう。
手のひらの乾燥はビショビショに濡れている状態よりも手が滑りやすく、改善したつもりが余計に悪い状態になってしまうかもしれないからです。

いずれにせよ、医師の判断によって手汗を改善していくことができるということです。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。