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手汗用の制汗剤はよく使用方法に「夜寝る前につけましょう」という注意書きがあります。
そのため、「制汗剤は夜につけると効く」といったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

はたして制汗剤は夜のケアが有効なのかどうかについて説明します。

夜につけるといい?

制汗剤を夜につけるべきかどうかについて言及しているこんな記述がありました。

制汗剤は朝、特にシャワーを浴びたすぐ後につけてしまうと、制汗剤の有効成分が汗管の中に入って汗管をふさぐのが難しくなってしまいます。一般的に朝は夜よりも発汗量が多く、制汗剤は汗ですぐに流されてしまうのです。

[出典]制汗剤は夜につけると効果を最大限に発揮できるらしい – ライフハッカー

制汗剤の働きとしては汗腺に作用して汗を止めることです。
腋の汗の悩みを抱える方の多くは、朝のシャワーを浴びたあとの清潔な状態で制汗剤を塗布することを日課にしていると思います。

体臭も気になる方であれば脇の下や毛穴の皮脂や垢を餌にする悪玉菌が増えてしまう前に制汗剤を使用しなければ効き目が薄くなるため、特にワキガ対策で制汗剤を使う際なら出かける直前かつ肌が清潔な状態の時を狙うのは当然のことでしょう。
それでも夜の方が効き目があると考えられる理由は発汗量にあるようです。

なぜ夜が効くと言われるのか?

前述の記事によれば、朝は夜よりも汗の分泌量が多いため、制汗剤を塗布したタイミングで汗と共に流されてしまうことにより効き目が薄くなるとのことでした。
たしかに塗布してすぐに汗を大量に書いてしまうと制汗剤が汗腺に作用する前に流されてしまうというのは納得です。

ただ、夜でもお風呂上がりであれば大量に発汗をする可能性があるので、汗をかいていないタイミングを狙わなければなりません。
個人的なには、消臭成分を含むデオドラントスプレーを夜に腋に塗布しても、翌朝には臭っていた・・・ということがありました。

また、こんな記述もありました。

(制汗剤は)一日の回数や時間の決まりはありませんので、汗やニオイが気になる時にタイミングに合わせて使って大丈夫です。

[出典]制汗剤は一日何回使ってもいいの? – 制汗剤デオドラントBan

こちらの記事では「いつ使ってもいい」「何度使ってもいい」となっています。

夜に使う方がいいのか、それともいつでもいいのか・・・いったいどちらが正しいのでしょうか。
その答えは、制汗剤によるため、なんとも言えません。

たとえば殺菌作用のある制汗剤を常に使用していれば、良い臭いを発してくれる皮膚の常在菌である表皮ブドウ球菌をどんどん死滅させてしまうことにもつながりますので、どんな制汗剤でも常に使っていいということにはならないわけです。

制汗剤そのものに使用についての注意は記載されているので、基本的にはそれに従うことになります。

手汗制汗剤は?

それでは手汗用の制汗剤の場合はどうでしょうか。

手汗用制汗剤の場合も同じで、基本的には薬品の指示に従うことになります。
ただし、手汗用制汗剤のうちでも特に塩化アルミニウムなど手のひらの汗腺を炎症させて汗を止める仕組みのものに関しては、やはり夜の方が効くようです。

多汗症の第一人者である五味常明先生の著書「新・もう汗で悩まない」によれば、精神性発汗の起きない寝ている間に汗腺に蓋をするのが有効とのことでした。

そもそも手汗が出る原因のほとんどは精神性発汗によるものです。

精神性発汗は緊張したり興奮したり、不安に思ったりするときに発汗する症状のこと。
スポーツ観戦やゲームに熱中しているときと言った、精神が活動的になっている時などまさに「手に汗握る」というような状況でかく汗を指します。

緊張状態や興奮状態の時には人間が自分でコントロールできない自律神経の「交感神経」が活発になっており、これが手のひらや足の裏の発汗に作用していることが精神性発汗の原因となっています。

ですが、人間が寝ているときにはリラックス状態にあり、自律神経も副交感神経が優位にあるため、精神性発汗がおきません。
つまり、寝ている間は手汗をかかないということを意味しているわけです。(暑くてかく汗は除く)

そのため、夜寝る前に塗っておいた制汗剤が、寝ている間にしっかりと汗腺に作用してくれることになるんですね、
汗をかかないため、流される心配がなくなるというわけです。

夜に付けた制汗剤は朝手を洗うときに効果を失わないのか

さて、心配なのは「夜に塗ってしまうと、朝に手を洗ったりした際に制汗剤が落ちてしまうんじゃないか」といった点でしょう。

結論から言えば、これも制汗剤の種類によるため何とも言えません。

汗腺を炎症させて汗を止めることが目的の制汗剤であれば、夜のうちに塗った制汗剤が寝ている間に汗腺にしっかりと入り込んで作用しているため、手を洗ったところで問題ありません。
要するに手を洗っている段階ではすでに汗腺が塞がっている状態にあるということです。

逆に、そうでない制汗剤であれば、前述のとおり「一日のうちで気になるときに使う」など、制汗剤の説明にある使い方がベストであるといえます。

商品に説明がない場合には公式サイトを確認するようにしましょう。
公式にも説明がなければ販売サイトのレビューを参考にするなどして、おすすめの使用時間を確認しておきたいところです。

手汗用制汗剤で夜に塗布することを推奨されているのはデトランスαやAHCセンシティブなどが挙げられますね。
逆にスプレータイプのものだと塗りタイプに比べて汗腺に行きわたらない可能性が高く、都度使用が推奨されているものが多い印象があります。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。