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普通は手のひらに汗をかくのに私は手の甲に汗をかいてしまう・・・。
手の甲に汗をかくと告白したらびっくりされた。

もしかして何かの病気じゃないのかと疑っている方、安心してください。
手の甲から汗をかくことは特におかしなことではありません。

なぜ手の甲に汗をかくのか?
そして手の甲にかく汗を抑える方法はあるのかについてまとめます。

なぜ手の甲に汗をかくのか?

手の甲に汗をかくのがなぜおかしなことではないのかを説明するためには、2つの汗腺について知っておく必要があります。

よく「汗は毛穴から出てくる」と勘違いされている方がいますが、汗が出てくるのは全身にある「汗腺」なんです。
汗腺は全身にあるため、手の甲にも存在しています。

汗腺はエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類があります。
エクリン汗腺は単独で存在する汗腺ですが、アポクリン汗腺は毛穴と一緒に存在しています。
そのため、汗が毛穴から出てくると勘違いされるわけですね。

エクリン汗腺は毛穴が存在していない部分にもあるため、手の甲の毛が生えてこないところにだって汗をかいてしまうのです。

エクリン汗腺は手のひらに多く存在する

「一般的には手のひらに手汗をかくけど手の甲にはかかない」と言われるのであれば、その理由は手のひらにエクリン汗腺が多く存在していることが挙げられるでしょう。
他にも額や背中、足の裏といった部分にも多く存在しています。

そのため、汗をかくシーンにおいてはおでこから汗が噴き出したり、背中を汗がつたったり・・・ということばかりが目立つんですね。

多く汗をかく手のひらに比べると手の甲にかく汗は目立ちません。
目立たないために「手の甲から汗をかく」というと驚かれるのかもしれません。

そもそも汗をかく理由は?

手のひら、手の甲に関わらず、汗をかくのには理由があります。
汗をかく汗腺をコントロールしているのは、私達の意志によって動かす事のできない交感神経という自律神経です。

自律神経の役割としては、体が暑くなった時に汗をかかせて体温をさげること、ドキドキした時に汗をかかせて体をアクティブにさせることが挙げられます。

体温があがりすぎると人間は命の危機に関わってきますので、なんとかして体温をさげなければなりません。
その為に体は発汗をし、汗が皮膚上で蒸発する際にまわりの熱を奪う現象を利用し、体温を下げる働きをしているのです。

また、太古の人類は狩りをする時に手足がスベスベだと困ることがありました。
槍などを遠くへ投げることができませんし、木を登るのも一苦労です。
靴など履いていなかったので、走るときの踏み込みにも適度に足の裏が湿っている必要がありました。

その名残から交感神経が優位になった時には手や足に汗をかいてしまうわけです。
長い人類の歴史から遺伝子に刻み込まれたものなので、決しておかしなことではありません。

手の甲の汗を抑える方法

手の甲の汗を抑えるのには効果的な2つの方法があります。

半側発汗の作用を利用する

人間には体の片側を圧迫することによってもう片側で汗をかくという作用があります。
これは半側発汗(または皮膚圧反射)と呼ばれている現象です。

上でも書いたとおり、汗をかけないということは体温調節の観点から言えば命の危険にも関わってくることです。
そのため、人間は体温があがっていると感じれば汗をかかないわけにはいきません。

そういう状態にも関わらず、たとえば横向きに寝転がっている時などに地面と接している面からは汗をかけない場合があるものです。
そんな時、地面と接していない方の側面から多く汗をかくことで調節するんですね。

逆に言えば、圧迫されている側からは汗をかかないということに繋がってきます。

これを利用して、舞妓さんや芸者さんは顔や手から汗をかかないようにしています。
[参考]手汗を止めるのに「二の腕を締め付ける方法」は有効か?

胸より少し上のあたりで帯を強くしめることにより、脇の下を圧迫。
これによって胸より上の側面の汗が抑えられ、夏でも涼しい顔をしていられることができるわけです。

その代わり、背中や足の裏にかく汗の量が増えてしまうというデメリットもある点に注意が必要です。

制汗剤を利用する

確実かつ手軽な方法としては、制汗剤を利用するのが一番です。

制汗剤といっても普段脇の下に使うものはアポクリン汗腺に作用するものなので、手の甲の汗にはほとんど効果がありません。
あまり知られていませんが、手汗用の制汗剤というものが存在しています。
これはエクリン汗腺に作用し汗腺を狭めてくれることから手汗を物理的に抑えることが可能になるものです。

これも塗布した場所からの汗を抑えるという性質上、他の汗腺からの汗の量が多くなることは避けられません。
ただし、ここぞといったタイミングで使うことができるため、手の甲に汗をかきたくないシーンにおいては手軽に使えて重宝する方法と言えるでしょう。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。