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手汗の量がひどいとどうしても「臭うんじゃないか」と不安になるものです。
というのも私達はこれまでの経験から「汗は臭いもの」というのを知っているからです。

小学生ぐらいの頃にはあまり気にならなかった汗が、中学生になったぐらいから急に臭く感じます。
これは臭う汗を分泌する「アポクリン汗腺」が第二次成長期に急速に成長することが影響しています。

体育の授業のあとなど、教室に特徴的な臭いがただよっていたことから、自分以外の人の汗も臭いんだということを知ることになります。

そうなると、手にたくさんかく汗が臭くないわけがないと思いがちです。
自分には臭わなくても、他人からしたら嫌な臭いがしてるんじゃないだろうかと思うのはおかしなことではありません。

実際の所はどうなんでしょうか。
気になる手汗の臭いについて説明します。

基本的に手汗は無臭

最初に嬉しい情報を書いておくと、「手汗自体は無臭」です。
実は同じ汗でも手のひらからかく汗と脇の下にかく汗は別のものが混じっています。

手のひらにかく汗は「エクリン線」という全身に多く分布する汗腺から分泌されるもの。
特に額や足の裏、手のひらに多く存在しています。

このエクリン腺から分泌された汗そのものは無臭なので、基本的に手汗が臭いということはありえません。

逆に脇の下や陰部などの毛穴に分布する「アポクリン腺」という汗腺から分泌される汗は、皮脂と混じり、皮膚表面上の常在菌によって分解され臭いの元になります。
エクリン腺もアポクリン腺も誰にでも存在する汗腺ですが、体臭がきつい人の場合はアポクリン腺の活動数が多かったり、そのサイズが大きかったりしますし、手汗がひどい人は手のひらに分布するエクリン腺の活動数が多いことが原因ということになります。

それでも臭うこともある

「手汗自体が無臭なら全く気にすることはない」と考えてしまうのは早計です。
(実は臭いの元になっている「アポクリン腺」からの汗でさえ、汗そのものは無臭と言われています。)

エクリン腺から分泌された汗はアポクリン腺のように常在菌に分解されて臭いになるということはありませんが、汗の臭いとはまた別の臭いを持つ雑菌などを成長させてしまう温床を作りやすいとも言えるためです。

雑菌は適度に温かいところかつ、適度に湿っているところを好みます。
手汗がひどい人の手についた雑菌は、繁殖しやすいのにちょうどいい環境を得られてしまうわけですね。

結果的に雑菌の数が増えてしまえば、手汗の臭いではなくとも手そのものが臭いということになってしまいます。
これはちょうど足が臭くなる原因とも同じです。

臭いは何も雑菌によるものだけではなく、爪に垢がつまっている場合や、何か他に臭いのするものに触れて放置している場合にも感じられます。

汗そのものが臭わなくても、汗が臭いを伝える媒体になる可能性もあるということです。

手の臭いを抑える対策案

手汗そのものに臭いがなくとも、手が臭くなってしまう可能性があるのであればそれは避けたいものです。
臭いを抑えるポイントは雑菌を繁殖させないこと、手を清潔にすることにあります。

雑菌を繁殖させないためには、こまめに手を洗うなどが考えられますね。
水洗いではなく、ちゃんと殺菌効果のある石鹸を使って洗えば雑菌をある程度取り除けます。

ただし、石鹸を使って手を洗うことを頻繁に行ってしまうと手の皮脂が流れ落ちてしまい、バリア機能を失ってしまうことに繋がります。
結果的に手が荒れてしまうことに繋がるので、あまり頻繁に手を洗いすぎるのは避けた方がよいでしょう。

手汗がひどいことで手袋を愛用してしまう方も多いと思いますが、通気性が悪い手袋を使ってしまうと蒸れやすく雑菌にとっては繁殖しやすい環境となってしまいます。
また、毎日同じ手袋を使うことで、そこに染みついた雑菌がどんどん繁殖できてしまうことにも繋がります。

もし手袋を使うのであれば、通気性の良いものを2~3日スパンで交換して使うようにしたいところです。

手汗を少なくするのがてっとり早い

結局のところ、雑菌が増えてしまうのも「臭うんじゃないか」と悩むのも、手汗が多いのが原因です。

手汗をかいた時にはすぐに拭き取るなどで対処も可能ですが、そもそもの量が抑えられたらそれに越したことはありません。

精神的なリラックスを得ること、半側発汗作用を利用すること、制汗剤を使うことで手汗を少なくすることができます。

手汗は興奮状態によってかいてしまう場合が多いので、なるべく心を落ち着けられるようにすると分泌量が少なくて済みます。
ただし、手汗をコントロールしている自律神経は私達が意識してどうにかできる代物ではありませんので、なかなか難しい方法です。

半側発汗というのは体の一部を圧迫することで汗を抑える方法です。
芸者さんが脇の下らへんを強く抑えることで顔に汗をかかなくしているのがまさにこの作用を利用したものです。
手汗も脇の下を強く圧迫することで抑えることが出来ますが、常に何かで圧迫していなければならないと思うと大変です。

手汗用の制汗剤は物理的に手のひらのエクリン腺を狭めてくれる効果があります。
手汗の分泌を抑えられる一番簡単で手軽な方法と言えますね。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。