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私は物心がついた頃から手汗に悩まされていましたが、大人になってから急に「手汗の量が増えた」と感じる方もいます。
それまで手汗なんて気にしたこともなかったのに、急に手のひらがビショビショになるものだから「病気なんじゃないか」と疑ってしまうもの。

大人になってから手に大量に汗をかくようになってしまうのははたして病気なのでしょうか。

手汗自体は病気ではない

大人になってから急に手汗をかくようになったと思う人が最初に理解しておくべきことは、「手汗は誰でもかく」ということです。
そもそも汗は汗腺という器官から分泌されるもので、手のひらにもエクリン腺という汗腺が多く存在しています。
特にエクリン腺は全身に分布されているのですが、額や足の裏に次いで手のひらに多いため、手のひらに汗をかくのはおかしなことではありません。

逆に汗をかけない場合にも何らかの病気を疑った方がいいかもしれません。
人間は体温調節や自律神経の影響によって汗をかくのが正常です。

そのため、手汗をかくこと自体は病気ではないんです。

今まで手汗なんてかいてなかった?

それでも「今まで生きてきた中で、手汗なんてかいてなかったのに・・・」と思う方もいると思います。
ただ、前述した通りエクリン腺が多く分布されていること、汗をかくのが当然のことを考えても「手汗をかいていなかった」なんてことはありえません。

汗は適量であれば手のひらに出てきた時に蒸発してしまったり、手にある程度の保湿効果を与える存在となっています。

つまり、意識していなかっただけで手のひらにもしっかりと汗をかいていたわけですね。
逆に手術などによって手に全く汗をかかないようにすることもできますが、そういう方の場合手のひらはハンドクリームが欠かせないほど乾燥してしまうということです。
手汗が出ないということは、手のひらのバリア機能も失ってしまうことにも繋がっているわけです。

そのため、「今まで手汗が全く出なかったのに急に手汗が出るようになった」というのは勘違いで、「今までも手汗は出ていたけれど気にする量ではなかった」「手汗をかく量が増えた」というのが正しい診断と言えそうです。

手汗の量が増えてしまう原因

手のひらに汗をかく理由は2つあります。
1つは体温調節機能によるもの、もう1つは精神的な要因によるものです。

人は体温調節を自動的に行える機能を備えているため、体が暑くなれば汗をかいて体温を下げるようにできています。
つまり汗をかくということは体温調節のための正常な機能ということ。
これがうまくできなければ命の危険に繋がってきます。

もう1つの精神的な要因というのは、緊張したりする場面でかく汗のことで、精神性発汗と呼ばれます。
汗を分泌する汗腺は自律神経がコントロールしており、緊張したときには自律神経のうち興奮状態を司る交感神経が活発になり、交感神経が手のひらに汗をかくように指示が出すという仕組みです。

なぜ興奮状態だと手のひらに汗をかかせるのかというと、太古の人類が狩りをする時や天敵とであった時に武器を握る手や地面を踏みしめる足が湿っていた方が都合が良かったことに起因しています。

自律神経はこうした本能的な部分で動いている神経なので私達が意識してコントロールすることはできません。
逆に言えば、交感神経が活動的な状態になっていれば、暑くなくとも緊張していなくとも手汗をかいてしまうわけです。

失敗体験に起因

よく言われているのは、過去に失敗した体験に起因して手汗が多くなることがあるということ。
たとえばプレゼンで失敗して大勢の前で恥をかいたという体験があれば、次にプレゼンの機会が回ってくる時には余計に緊張するものです。

こうしたプレッシャーによって自律神経が過度に交感神経優位に働いてしまい、グッと手汗の量を増やしてしまうことがありえます。

精神性発汗の場合、額や手のひらに多く汗をかきます。
もし自分の手汗が多くなったと感じる時が、何かしらの緊張状態にあり、額や手のひらから汗が噴き出しているのであれば、失敗体験を気にしないようにするとか、失敗を繰り返して慣れることで次第に手汗も気にならなくなることが期待できるでしょう。

病気の前兆の可能性も

手汗をかくこと自体は病気ではないとしても、手汗が多くなることが病気の前兆である可能性はあります。

たとえば、手汗が自律神経に左右されることからわかるとおり、更年期障害や自律神経失調症などによっても手汗量が増えることが考えられます。
女性の更年期障害の一つ、ホットフラッシュでも異常な発汗が見られることがあります。

また、発汗する病気としては糖尿病やバセドウ病などの疑いもあるので、病院にて診断してもらうのがベストです。
特に緊張しているわけでもないのに急に手汗だけがひどくなったのであれば自己判断しないようにしましょう。

原因不明の手掌多汗症の可能性もあり、手汗がひどくただれてしまうような場合には手術によって解決する方法もあります。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。