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手汗に悩んでいる方の場合、夏よりも冬に手汗がひどくなるという経験があると思います。
普通汗は暑い時に出てくるものなので、冬に手汗でビショビショになるのは納得がいきませんよね。

私の場合、特に冬の電車の中で手汗が多く出てしまい、恥ずかしくてつり革につかまることすらできませんでした。

なぜ夏よりも寒く、汗が出なさそうな印象のある冬に手汗を多くかいてしまうのでしょうか。
その理由を知ると、冬に手汗が多くなることは普通のことなんだと思えるかもしれません。

夏よりもむしろ冬に手汗が多くなる原因

人は体温が上がれば汗をかき、体を冷やして体温調節を行っています。
そのため、夏場に汗をかきやすいのは当然のことです。

それでも、寒くて体温があがらないはずの冬場に汗をかいてしまうのは以下の理由によって説明がつきます。

冬場は基礎代謝があがる

人間の体は寒いと基礎代謝があがります。
体の中から熱を作り出さなければ、寒くて命の危険にかかわってしまうからです。

暑すぎても危険、寒すぎても危険なんですね。

南極などの寒い地域で活動をされている方の場合、普通に生活するだけで一般的な成人の消費カロリーの倍程度を消費するそうです。
寒さに対抗するために体が基礎代謝をあげるわけですから、当然体温は上昇します。
体温が上がれば汗をかくのは普通のことなので、もともとの外気が寒い冬場の方が汗をかきやすいわけです。

気圧の変化によっても手汗は生じる

冬場は日本においては大気も寒く、重い空気が集まるので高気圧になります。
実は気圧が高くなると交感神経を優位にすることがわかっているので、それだけでも手汗に影響してきてしまうのです。

温熱性発汗ではないケース

人間が体温調節のために汗をかくことを「温熱性発汗」と言います。
これは正常な体の機能なので、暑くても汗をかけない方が危険です。

実は人間が汗をかくのには温熱性発汗だけでなく「精神性発汗」による場合もあります。

精神性発汗はその名の通り精神的なことが影響して汗をかくことです。
緊張したりドキドキしたりした時に、暑かったわけでもないのに「冷や汗」をかいた経験はありませんでしょうか。
また、スポーツ観戦などで熱中した時に「手に汗握る」経験もあると思います。

これは汗がでる汗腺をコントロールしている「自律神経」のうち、体を興奮状態にさせる「交感神経」が優位に立っている状態によるものです。

精神性発汗の場合は温熱性発汗による汗ではないため、冬が寒いかどうかと発汗は関係ありません。

冬にかく手汗を抑えるには

冬に手汗をかいてしまうのが普通のことだからといって、気にならなくなるわけではありません。
それでは冬に手汗を抑えるにはどうすればよいのでしょうか。

夏のように暑い時期であれば、薄着になることで抑えられた手汗も、冬はそういうわけにはいきません。
むしろ薄着になれば基礎代謝をあげることになるため、余計に手汗をかいてしまう可能性があります。

冬の手汗は精神性発汗に着目するか、物理的に抑えるのがポイントです。

心をリラックスさせるのが一番

精神性発汗による手汗の場合、交感神経が優位になっていることがその原因です。
自律神経は交感神経が優位になると血管を収縮させて興奮状態を作り、手のひらや足の裏の汗腺から手汗をかかせることで昔の人類が狩りをするのを助けていました。

逆にリラックスしている時には副交感神経が優位になり、各機関の働きを抑制してくれるようになります。
これによって発汗が抑えられるようになるわけです。

つまり、高気圧によって交感神経が優位に立ちやすい冬には、意図してリラックスできる環境を作ることが手汗を抑えるために重要であると言えるのです。

ただ、自律神経というのは自分の意志によって動かすことができない神経なので、リラックスしようと思ってできるようなものでもありません。
もしリラックスするのが難しい時には次に挙げるような発汗を物理的に抑えてくれる方法を試してみましょう。

発汗を物理的に抑える方法

手汗を物理的に抑えるためには、脇の下を圧迫する方法と制汗剤を使う方法が効果的です。

脇の下を圧迫することで顔や手の汗を抑えることが可能になります。
これは人間の半側発汗という作用を利用したものです。

人間の体には圧迫によって汗をかけない状況にあるときに「圧迫されていない側から汗を多くかくことで均衡を保つ機能」が備えられています。
そのため、脇の下を圧迫すると背中や足の裏の汗が多くなる代わりに、顔や手のひらといった部分からの汗が少なくなるようにできているのです。

ただ、常に圧迫する状態というのは難しいですし、慣れていないと気分が悪くなることもありえます。

そこでオススメなのが、手汗用の制汗剤を使うことです。
手汗用の制汗剤は手のひらの汗腺を狭めてくれる効果があるため、物理的に手のひらからの発汗量を減らす事ができる手軽な方法であると言えるでしょう。

手汗を抑えるために自律神経の遮断をする手術というものも存在していますが、100%抑えられるようになるわけではない点や後遺症の可能性も指摘されている点、また気軽に行えることではない点からもオススメできません。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。