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妊娠をすると手汗をかきやすくなることがあります。

そのため、「手汗を多くかくようになったら妊娠を疑え」という意見があるほどです。

なぜ妊娠をすると手汗をかきやすくなるのでしょうか。
その原因と、手汗がひどい場合の対処法について説明します。

妊婦さんが手汗をかきやすい理由

女性の体は通常、生理期間によって低温期と高温期を繰り返します。
生理のはじまりから排卵期にかけて低体温が続き、排卵期から次の生理までの体温が高くなります。
(高くなるといっても、0.3℃前後)

これが、妊娠をすると排卵期以降の高温期がずっと続く事になるため、「普段よりも体が温かい」と常に感じるようになり、これをきっかけに妊娠に気づくという人も多いようです。

体が温かくなると、人間は手のひらや足の裏といった汗腺から汗をかくようにプログラムされています。
これは体温調節によるものです。

人間の体温は通常36℃前後を平熱としていますが、これが30℃ぐらいに下がったり40℃近くまで上がると命の危険に繋がってきます。
そのため、体温があがった時には自律神経が体温を下げるために発汗を促すわけです。

なぜ汗をかくと体温が下がるのかというと、汗腺から出た汗が瞬時に蒸発することで気化熱を生じるためです。
気化熱というのはその名の通り「液体を気体に変える熱」のことを指すので、汗は周囲の熱をエネルギーとして蒸発していくために体温が下がることに繋がってくるのです。
(ここで蒸発しきれなかった汗が表面に水分として表れてきます。)

つまり、妊娠中に体温があがれば汗をかきやすくなるのは当たり前ということ。
もっといえば、手のひらにはこういった汗腺が多くあるので、手汗をかくこと自体を防ぐことはできないわけです。

手汗を出なくさせる方法

当たり前と言われても手汗が出ては困る状況というのがあると思います。
そんな時に防ぐ方法はあるのでしょうか。

手汗を防ぐためには体温を下げることや汗腺を狭めることなどが効果的ですが、妊娠中に行ってよい方法とは思えません。

体温があがることで汗をかくわけですから、体温を下げてあげれば汗はひいていきます。
ただし、妊娠中に下手に体温を下げるということは当然お腹の赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。

よく言われていることだと、赤ちゃんが温かいところを求めて逆子になってしまうものですね。
逆子は難産にもなりやすいので体温を下げることは避けたいところです。

また、通常の手汗であれば制汗剤を使うことで一時的に抑えることが可能です。
これは制汗剤に含まれる成分によって汗腺を狭め、物理的に汗を出にくくする作用によるものです。

そうはいっても汗を出せなければ体温が上がり過ぎてしまい危険なので、体は別の汗腺から汗を出すようになるわけです。

こういった制汗剤も、含まれる成分によっては赤ちゃんへの影響が懸念されます。
とくに手汗に効果があると言われている塩化アルミニウムを含む制汗剤であれば、少なからず皮膚からアルミニウムを摂取することに繋がるため、少しでも気になる方は辞めておいた方が賢明でしょう。
(アルミニウムと子供の成長については諸説あるので気にされない方は気にしなくてもよいかもしれません。)

香料を含むものも、やはり子供の発育に影響を及ぼすと言われています。
匂うものはそもそもつわり時期には自分も避けたいところです。

どちらにせよ、妊娠中の手汗対策については自己解決せずに必ずかかりつけの産婦人科医に相談するようにしましょう。
中にはあまり気にしなくてよいと言う産婦人科医もいるそうですが、自己判断は禁物です。

たしかにあまりに過敏になりすぎることで体調を崩す可能性もあるかもしれません。
ですが、大人にとって影響がないものでも子供には大きな影響がある場合もありますし、生まれてくる赤ちゃんに影響するかもしれないことと現時点の手汗を抑えるのとどちらが大切かは自己責任で決めていくことになりますね。

医師からのOKが出た場合でも、あまり過度に使うのではなく、要所要所で使うようにしたいところです。

それ以外の対処法

それ以外の方法としては、ベビーパウダーを使うことやタオルを常に用意しておいてすぐに拭き取ることなどで対処する方法もあります。
ベビーパウダーなら赤ちゃんの肌にも使うようなものなので安心です。

また、妊娠期間中はどうしても体重が増えがちです。
赤ちゃんの体重を差し引いても臨月に+10kgぐらいを限度にしなければなりません。

それでも栄養を赤ちゃんに取られるためか、ある時期から一気に食欲が増してきちゃう人も多いんですよね。
体重が増えすぎてしまうとそれだけでも体温が上がりやすくなりますし、出産も難産になりやすいです。
なるべく適量を食べ、適度に動くということも手汗を抑えるために必要です。

運動する場合には極端に暑くなったり寒くなったりする時間を避けたり、スポーツジムの妊婦さん用コースに参加するなどで体の余計な負担を軽くしたいところです。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。