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「ロッククライミングより手軽」「服装も気軽でいい」と、ボルダリングを普段の運動がわりに趣味のスポーツとしている人が増えている昨今。

ガチの人もクライミングジムの人口壁に登る人でも手汗による岩(ホールド)をつかんだ時の指の滑りが気になりますよね。

いったいなぜ手汗をかいてしまうのか、その対策方法はないのかをまとめました。

ボルダリングで手汗をかくわけ

人間が手汗をかくのには理由があります。
なぜあなたがボルダリングで手汗をかいてしまうのか、その原因を知ることが解決への近道となります。

初めてのルート、初心者だと緊張や恐怖心から汗をかく

人間が汗をかく理由は3つ。
暑い時に体温を下げる体温調節のためにかく温熱性発汗、辛い物を食べた時にかく味覚性発汗、そして緊張した時や興奮している時にかく精神性発汗です。

なかでも精神性発汗は手のひらや足の裏のエクリン腺という汗腺から汗をかきやすい発汗状態なので、ボルダリングに限らずクライマーなら登っている最中に手汗や足汗をかいてしまうのは普通のことだと言えるわけです。

ボルダリング中はたとえ練習だったとしても「落下するのではないか」という恐怖心が常にあるわけですから、精神的には緊張状態にあるわけですね。

さらには体を活動的な状態にさせなければならず、自律神経のうち交感神経が優位に立っていることになります。
実はこの交感神経が汗をコントロールする器官であり、心も体も興奮状態であれば手汗・足汗が出ない方がおかしいのです。

他にも初めての課題で緊張する、ワクワクするというときにも多かれ少なかれ手汗や足汗がでるわけです。

足汗はクライミングシューズを履いているので意識することはありませんが、手汗は滑りが気になってしまうため解決しておきたいところです。(解決案は後述します)

多汗症の場合

もし、クライミング中だけでなく普段のリラックスしている状態の時にも手汗が出ているのであれば、多汗症の可能性があります。

多汗症というのは汗を多くかいてしまう症状のこと。
医学的にも原因ははっきりとわかっていません。

ただし、汗の分泌が自律神経によるものであることに違いはないため、何かしら自律神経のバランスが崩れている事態が起きていることが考えられます。

解決方法

手汗解決方法を並べてみたのでいずれか取り組みやすいものから試してみてください。

慣れで解決する

ボルダリング中は初心者向けのコースでもない限り、完全にリラックスすることは不可能だと思いますが、恐怖心や不安感を消すことで多少手汗を抑えることには繋がります。

ではどうやって恐怖心や不安感を消すかというと、これはもう慣れるしかありません。

初めての時は不安がいっぱいのコースだったとしても2回、3回とこなしていけば「いつものルート」になり、気持ちにもだいぶ余裕が出てきます。
興奮する気持ちも初めての時に比べたら幾分か抑えられるため、手汗も自然と少なくなるわけです。

ただ、慣れるまではどうしても手汗をかいてしまうので「解決方法」と呼べるかどうかは難しいところですね。

チョークを試してみる

ボルダリングをしている人なら滑り止めになるクライミング用チョークの存在を知っている、または既にチョークアップして登っているという方もいるでしょう。

屋内クライミングジムではブロックチョークやパウダーチョーク、松ヤニ入りのチョークの使用禁止を掲げているところもあります。
もし粉チョークを禁止されている場合には液体チョークPD-9のように粉が散らない、チョーク持ちがよく長時間効果があるタイプのグッズを試してみるなども手です。(液体チョークは炭酸マグネシウムをアルコールで溶かしたもの)
液体チョークならチョークバッグを腰につけて登るという必要もないので便利です。

粉が飛び散りにくいボールチョークというものもあります。
また、東京粉末のように精神を落ち着かせたり血流を安定させるアロマが入っていたり手汗を止めるのに効果的な成分が配合されているチョークもあるため、クライミング専門店で相談して適切なタイプのものを紹介してもらえるようにしましょう。

もしまだ使っていない、チョークアップ力や粒子の粗さ、高性能チョークであることにこだわりはないという場合にはレンタルチョークという手段もあります。

ただし、チョークは炭酸マグネシウムの塊であり、一度の消費量を多くすれば逆に滑りやすくなってしまいますし、手汗が酷すぎる場合には手のひらでグチャグチャになってしまうなどの問題もあります。
その手でホールドをつかめば汚してしまうことにもなるので、あまりに手汗がひどい場合には他の解決方法が必要です。

多汗症の場合

もし日常生活から手汗が多い多汗症の場合には、慣れやチョークでどうにかなる問題ではない可能性があります。
自律神経の異常が原因であれば、生活習慣を見直して食事や睡眠を正常にしていくことで改善することも考えられますが、そもそも原因が不明であることから「こうすれば治る」と断言できない部分もあります。

また、生活習慣を改善したところで手汗を止める即効性があるわけではありません。
「昨日から早寝早起きをするようにしたし、野菜中心の食生活に変えた」という人の手汗が、今日明日で少なくなるということはありえなわけです。

もし即効性を見出したいのであれば、手汗用の制汗剤を使うことがおすすめです。
クライミング前に手のひらに塗るだけで手のひらの汗腺を収れんさせて汗の分泌を抑えてくれるものです。

汗が物理的に出なくなるため、手汗で滑るということがなくなります。

制汗剤は形状や持続時間に応じていろいろな種類のものが存在しています。
登る直前に使用して、その間だけ手汗を止めておけるものから、前日の夜に塗っておいて翌日はずっとサラサラでいられるものまであるため、自分に合ったものを探してみると良いでしょう。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。