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子どもは大人よりも体温が上昇しやすいためか、暖かい部屋で手を繋ぐと手が湿っていることが多いです。
親からすれば我が子の手が湿っていることなどは可愛いものですが、当人や他人からするともう少し深刻な問題だったりします。

小さな子の場合には手を繋ぐということがとても重要ですし、もう少し大きくなったら友達から借りたおもちゃをビチョビチョにしてしまって嫌がられたり、授業中に紙が手の汗でビッショリになるなどの実害も出てきます。

「大人になったら気にならなくなるから、手汗なんて気にしてはダメよ」
といって済むような問題でもありません。

子供の手汗を放っておくことによる実害

子供の手汗を放っておくと、図らずして「いじめ」や「コンプレックス」の原因となる可能性があります。

子どもは時に物凄く残酷なので、いじめるつもりがなくても「〇〇ちゃんはビチョビチョするから手を繋ぎたくなーい!!」というようなことを相手の気持ちも考えずに平気で言ってしまいますし、その発言を受けた周りの娘も「〇〇ちゃんと手を繋ぐのは良くないことなんだ」と認識してしまいがち。

言われた方の本人だって大人ほどいろいろな経験をしていませんから、文面通りに受け取ってしまい、一人で落ち込んでいることもあります。
特に思春期にはこういったことに悩みやすいですよね。

コンプレックスに感じることが多くなると、「手汗が酷くて恋愛ができない」など積極性を欠く大人になってしまうことも考えられます。

あまり悩んでいなかったとしても、学校入試などの重要性が高いテスト中にわからない問題に直面してしまい、緊張によって紙が手汗で濡れて回答を上手にかけなくなってしまったという例もあります。

子供の手汗の原因は?

子供に限らず、人間は汗をかく生き物です。
体が暑いと感じた時にかく汗、緊張した時など精神的ストレスでかく汗、辛い物を食べた時にかく汗など、発汗する原因は一つではありません。

子供の手汗については体温による場合と、そうでない場合で考えてみましょう。

体温の場合

人間の体温が高くなった時には、体温を下げるために発汗します。
なぜなら、体温が上がりすぎると命の危険につながるからです。

汗が蒸発する際の気化熱によって体温を下げることができるため、自律神経が発汗を促しているのです。

小さい子は本当に体温が高いですね。
子どもは風の子なんて言いますが、薄着でも寒空の下をかけまわってる印象が強いです。

これには理由があって、皮膚の皮が薄く体温が表面に伝わりやすいということや、大人に比べて体が軽いのに表面積の割合が広いということなどが挙げられます。

もともと体温が高いということは、それだけ発汗しやすいということ。
子供が手汗をかいてしまいやすいのは仕方がないことだといえます。

体温以外の原因

特に暑いと感じていなくとも手汗をかいてしまうお子さんもいるでしょう。
冷え性で手足が冷たいのに汗だけは出ているなど。
汗をかく理由は体温調節だけではないからですね。

緊張したり不安になったりした時にも、自律神経の交感神経が活発になり、本能的に冷や汗をかくものです。
精神性、不安性の発汗であるということができますね。

子どもは多感なのでなにか大人が思いもよらないようなことに緊張や不安を感じているのかもしれません。

また、温度や緊張に関わらず、快適な状態でリラックスしていても汗をかいてしまう子どもだっています。
そのような場合には多汗症の可能性も考えられます。

多汗症は原因不明の「汗が多くでる」症状で、手汗だけでなく足裏の汗やワキの下などといった場所にも汗をかきやすい傾向にあります。
家族に多汗症の方がいれば遺伝する可能性も高いです。

ただし、治らない病気というわけではありません。
大人の場合には更年期障害などで多汗症になる場合もありますが、子供でそれは考えにくいでしょう。

普段からお子さんの様子に注目したり、話をよく聞くなどして多汗症の早期発見ができれば、子供が小学生になる前ならコンプレックスに感じるより先に親が気づいてあげられるため、日常生活の習慣を整えたり、治療法を模索していくのに有利であるといえます。

手汗がひどい子供の改善案

子どもの手汗がひどいと感じたら、親としてはどうにかして改善してあげたいものです。
原因がわかっているものについては、その原因をクリアしてあげることで改善できる場合があります。

病院で相談

「手汗ぐらいで病院に?」と思うお母さんもいるかもしれませんが、そのレベルによっては大人でも病院で治療を行っているものですし、場合によっては自律神経系の病気である可能性もあります。
病院で診察を受けることができれば、手汗を止めることが出来る外用薬を処方してもらえたり、その後の改善方法も確実に示してもらうことができるので安心でしょう。

手汗に悩んでいる場合はまずかかりつけの小児科の先生か、皮膚科を受診するようにしましょう。

あまりに酷い場合には外科的治療(ETS手術など)を勧められるかもしれません。
ただし、ETS手術は費用も高く、後遺症に悩まされる可能性があるので、最終手段と考えておきましょう。

体温調節に気を使ってあげる

もしも単純に体温があがってしまい、体温を下げようと汗をかいているのであれば、服を一枚減らしてあげるとか、空気を入れ替えてあげるとかで改善が見込めるでしょう。

または首筋に冷たいものを当ててあげるなども効果的です。

ただし、体は自然と体温を保つ機能をもっていて、子どもの場合はそれがまだ発達していない可能性も考えられます。
小さいうちはまだ自分の力での体温調節を試している段階とも言えるわけです。

そんな時期に親が外から体温を調節してしまったら、子どもの体は「体温調節は自分でやらなくても大丈夫」と感じてしまう可能性も。

心配な方は「ある程度汗腺が発達するまでは放っておく」と考えた方が良いかもしれません。

緊張や不安を取り除いてあげる

子どもは大人ほどの経験がないので、手汗がひどいということがどんな影響を及ぼすかの想像がつきません。
ただ単に友達から「手が濡れてる」と言われることに対しての不安を覚えるわけです。

そのため、ちゃんと体温調節ができるようになったり、心を落ち着かせられたら収まるということを教えてあげることで、安心して気にならなくなるという改善案もあります。
精神を安定させる呼吸法というものもあります。

ただし、安易に「大人になったら治る」なんて告げてしまうと、大人になっても治っていない人を見た時にはさらに絶望を感じてしまうかもしれませんし、子供の年齢によっては「そこまで待てないよ!」と悲観的になることも考えられるため難しいところです。
その証拠に、大人になっても手汗に悩んでいる方は多く、手汗対策法としてイオントフォレーシスやボトックス注射などが美容外科の人気項目にあることからもわかります。

制汗剤で防ぐ

一時的に手汗を抑えるためには手汗用の制汗剤を使うという方法もあります。

制汗剤をつかうことで手からの汗は抑えられますが、他の部分の汗が増える可能性もありえます。
ただし、手を繋ぐ、紙に文字を書くなどの機会が多い子供であれば、手の汗が消えることが一番の望みと言えるでしょう。

根本から手汗を解決する方法ではないので、常に使い続けなければならないものではありますが、使っているうちに使用頻度や使用量が少なくなっているという例もあります。

手汗クリームなどの中には人体に有害な成分が入っている商品もあるため、特に子どもに選ぶ場合には気をつけたいところです。
塩化アルミニウム液が代表例で、手汗に効果的である反面、体質によっては肌荒れなど皮膚への副作用がある点が問題視されています。
アルミニウムの脳への影響を懸念している人もいるため、心配な方は使用を控えるのがベストです。

また、汗腺発達中の子どもであれば汗をかきにくくなってしまうというケースもありえるので注意が必要です。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。