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ギタリスト、ベーシストといった音楽をやっている人間にとっても手汗はかなり悩みの種です。
演奏だけでなく、楽器の寿命を縮めかねない問題でもあるため、できるだけ対処していきたいところですね。

手汗によって困ること、原因、対策方法についてまとめました。

手汗がギターやベースにもたらす影響

ギタリストやベーシストで手汗が多い人の場合、どんなことが起きるでしょうか。
普段から「人に比べてよくミスをする」とか「うまく弾けない」と思っている人は手汗が原因である可能性を考えてみてください。

ピックが滑る

演奏中にピックが滑って落ちた、という経験はないでしょうか。

重度な手汗レベルの方の場合、手のひらから汗がしたたるほどビチョビチョになるため、指で挟みこんだピックが滑ってしまうということもあります。

薄いタイプのピックであればあまり起きない問題ですが、少し厚みがあるものだと滑りやすいですね。
滑らないように力を入れすぎてしまうと変に筋肉を使うことになり、演奏に支障がでるという可能性もあります。

もし悩みが「ピックの滑り」だけであれば、ピックに滑り止め加工をするという方法での対処法もあります。

チョーキングが滑る

また、そこまで重度じゃない人にもありがちなのが、チョーキングが滑るということです。
チョーキング中に滑って弦が落ちてしまうと、そこで音も途切れてしまってめちゃくちゃカッコ悪いんですよね。

スライドも「手が濡れてたら滑りやすいんじゃない?」と思われがちですが、実際は逆です。
手汗が指と弦の間のクッションとなり摩擦を生んでしまうのか、手がサラサラの時に比べると手汗をかいている時にはうまく滑ってくれません。

ギターやベースは曲に彩を与える要なので、演奏が躓いてしまうとバレバレです。
特に超絶技巧曲では演奏技術が高い人でも手汗のせいで台無しになってしまうこともあるわけです。

ネックが傷む

演奏面だけではなく、ギター自体の寿命も縮めかねません。
手汗の水分をネックが吸い込めば反りの原因にもなりますし、普通に痛んできます。

そもそもギターはアメリカの乾いた気候を基準に作られているためか、湿気にはあまり強くありません。

弦についた水分も錆となりやすいですし、手汗がひどい人の場合、人一倍の手入れが必要となります。

手汗の原因は?

ではなぜギターやベースを弾くときに手汗をかいてしまうのでしょうか。
実は手汗にはちゃんとした原因が存在しています。
男性女性関係なく、理由があって手汗は分泌されるのです。

ギター(ベース)を引くときにだけ出る場合 

もし、演奏中にだけ手汗をかいてしまうという場合には、精神性発汗によって汗をかいていることが考えられます。
精神性発汗とはその名の通り、緊張などの精神的な理由から発汗するというもの。

たとえばライブのように人前で演奏するとなればある程度は緊張するものですし、そうでなかったとしても楽器を演奏するということは気分が高まるので自律神経が活動的になってしまうものなのです。

演奏以外でも出る場合

もし、演奏中以外の日常生活でも汗をかいているのであれば、多汗症の疑いがあります。

多汗症は汗を大量にかいてしまう原因不明の症状です。
例えば学生時代に勉強中にペンを握る手のひらが湿りやすかった人は多汗症かもしれません。

原因がわからないといっても、汗をコントロールしているのが自律神経であることはわかっていますので、人よりも自律神経が過敏に反応している状態であると考えられます。

そのため、少し体温の変化があっただけで温熱性発汗がおきたり、少しの興奮でも大量の汗をかいてしまったりするわけです。

解決方法

厄介な手汗ですが、現代においては解決方法が存在しています。
手汗で大切な演奏や楽器を無駄にしてしまわないよう、解決方法を試していくことをおすすめします。

演奏時にのみ手汗が出る場合

もし人前で演奏をするときのみ手汗が噴き出るのであれば、確実に精神性発汗です。
これはもう「慣れ」しかないので、ライブを繰り返していったり、ライブ前にイメージトレーニングをして心を落ち着けておくなどになりますね。
それが難しければ後述する治療法を試してみてください。

人気の方法は手軽にできる制汗剤を利用するものです。
制汗剤によって手がサラサラになるととても演奏がしやすくなります。

また、人前でなくとも「家やスタジオで練習用の曲を演る際にも楽器を持つと手汗が出る」という場合には、慣れなどの問題ではなく多汗症の可能性の可能性もありますので、違う解決方法を探さなければなりません。

多汗症の場合

多汗症であれば何かしらの方法で手を打つしかありません。
手汗を治すと聞くとETS手術などの外科手術や皮膚科で処方される飲み薬といった難易度高めの治療を思い浮かべるかもしれませんが、もっと簡単に、費用もかけずに手汗を抑えることが可能です。

それは手汗用の制汗剤を使う方法です。
塩化アルミニウムなどの手のひらの汗腺をふさぐ作用があるものを使うことで、掌に汗をかかなくなります。
塗るだけでしばらく手汗が抑えられるようになるため、演奏する予定の日の朝や、演奏する前に手汗用制汗剤を使用することで快適に演奏ができるようになるわけです。

スポーツ選手であればロジンバッグなどを使って滑り止めにしています。
卓球選手や鉄棒の選手も手が滑ってしまうと致命的だからです。
また、少年野球の子供たちもよく使っていますね。

でもさすがに大切な楽器が粉まみれになるのもいやですし、滑りが止まりすぎてしまうのも困りますよね。
制汗剤であれば汗を抑えるだけなので手のひらは粉っぽくもなくサラサラ状態で演奏に臨めます。

実際、ピアノ教室のレッスンなどでは先生が「鍵盤が傷む」ということを気にして生徒に手汗を注意するなどがあり、制汗剤で対応する生徒もいるほど。
ハンドタオルでこまめにふいても限界はありますし、そもそも演奏中に拭くことはできません。

同様の汗腺を収れんさせる効果はミョウバン水でも得ることができますが、自分で作る手間が面倒なところです。

注意しなくてはいけない点として、塩化アルミニウム配合の制汗剤は副作用も報告されているため、塩化アルミニウム配合のものを選択する場合にはトライアルなどを行っている商品を選び、肌に合うかを確認してみましょう。

せっかく演奏をするのであれば、手がサラサラの状態で臨みたいと思いませんか?
一度でいいのでサラサラ状態での快適な演奏を楽しんでほしいと思います。

楽器のメンテナンスについて

解決方法とは少し違いますが、濡れた手で触った楽器はそのままにしておかないようにしましょう。
必ず弦は一本一本クロスで丁寧に拭き、指板やネックもしっかりと水分を取るようにします。

普通は弦も一週間程度で変える人が多いとは思いますが、そうでない方は弦の錆びつきを避けるためにコーティング弦を使うのも手です。

いくらいい楽器を使っていても、メンテナンスが行き届いていなかったり、演奏中に手が滑っているようでは台無しですよね。
弦楽器弾きにとって手汗がいかにマイナスか、今一度考えておきたいところです。

もし手汗に悩んでいたらオススメしたい制汗剤3選

手汗に悩んでいるものの、どの制汗剤にしたらいいのか悩んでいる方は、とりあえず以下3つの制汗剤を参考にしてみてください。
それぞれ配合されている成分と商品のタイプが違うので自分の手汗レベルや使うシーンに適したアイテムを選ぶようにしましょう。
制汗剤は手術などとは違い、比較的簡単に手汗の悩みから解放されるためおすすめです。

強い制汗作用が欲しい人向け「デトランスα」

手汗に強い制汗効果を表す、塩化アルミニウムを配合したデンマーク製のローションタイプの手汗用制汗剤です。
塩化アルミニウムは強い効果がある反面、肌荒れなどの副作用が起こる可能性も高いため、日本人向きではないという声も。

公式サイトからの購入で初回分が多少安価に購入することができますが、2回目以降は通常価格での購入となり、並行輸入品ということもあって高額になります。

それでも、肌に負担がかかったとしても強い効果を期待したいという方にはオススメの商品と言えます。

初めて制汗剤を使う人向け「CORKL(コルクル)」

手汗に悩んでいる人のための化粧クリームです。
リニューアルをして肌に対してのやさしさを追求した化粧品になりました。

肌への刺激が少ないように使用成分を厳選、サラサラの肌触りを体感できるように作られているため初めて制汗剤を使う人にオススメです。
(肌への優しさを最優先にしているため消臭成分などは撤去されています)

現在はAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売になっています。

気になる時に手汗を止めたい人向け「farine(ファリネ)」

パウダータイプの手汗用制汗剤です。
ネット通販系の制汗剤においてはかなり知名度が高い商品といえます。

有効成分ACHが手のひらの汗腺を塞ぐことで手汗を止めることができるというもの。
パウダータイプなのでベビーパウダーのように使うことが可能です。

効果は1~2時間と短いため、一日のうちで手汗が気になるシーンの直前に使用するぐらいがちょうどいい方にはオススメです。
公式サイトからの購入で30日間の返金保証が得られるメリットがあります。